株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループの第27期（2021年7月1日から2022年6月30日まで）は、新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず、世界的に様々な影響が続くなか、人々の暮らしやビジネスなどあらゆる領域で急速なデジタル化が進みました。政府においても、デジタル社会の実現に向けた重点計画が掲げられ、今後さらにデジタル化が本格化していきます。

当社グループでは、このような環境の変化に対応するため2020年からスタートした「アイリックDXプロジェクト」を加速させ、ロボアドやオンライン相談を展開し、AI-OCR技術を活用したシステムの開発を推進しております。今後も経済発展と社会課題の解決を両立し、時代の変化に対応した新たな価値を社会へ提供してまいります。

第27期は、システム事業における「スマートOCR®」が、前期に続き企業や官公庁からの受注により好調に推移し、他企業と連携した活用も増加しており、今後も積極的な先行投資を継続してまいります。

当社グループは、第26期（2020年7月1日から2021年6月30日まで）から3年後のあるべき姿を目指して事業計画をスタートいたしましたが、新型コロナウイルスの影響を受け計画通り遂行できなかったことからリバイスし、新たに第28期（2022年7月1日から2023年6月30日まで）からスタートする3か年計画を策定いたしました。同計画の達成、また企業価値の向上を目指しグループ一丸となって挑戦を続けてまいります。

株主の皆様におかれましては、なお一層のご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
勝本　竜二